AVラック製作過程 |
2003/1/14 開設 |
ラック製作編
アンプ、チューナー、カセットデッキ、アナログプレイヤーにスピーカーという初めてのシステムの時にラックを製作して、その後は機器が増えるたびに拡張(笑)してきました。かなり以前からラックに収まり切らなくなってきていました。AVページの画像を見ても最上段数段は積み重ねてあります。数年前から“作らなくては”という気持ちはあり、移動用に車を買ってありました。AVアンプを手に入れて5.1チャンネルサラウンドの準備も昨年よりできていたので、重い腰を上げて正月から製作にかかることにしました。現代のドルビーデジタルやDTSは十数年前のヤマハのドルビーサラウンドとどのくらい違うのだろ?まったく接続もできないのでラックを作って収め、接続をしてみないことには皆目見当もつかない。電気屋さんの視聴コーナーではアテにならないし。
ということで、AVラック!その製作過程を綴ってみます。
まずは機器のサイズから収納結果のシミュレーション。 ラックの幅、高さなど様々に思考を巡らす。 条件1:アナログレコード、LDソフト、オープンテープなどは現状ラックと同じく下段に扉付きで収納。 条件2:操作の必要のない機器は上段へ、テープの出し入れなど日常的かつ物理的に直接操作の必要な機器は使いやすい高さに。 条件3:同系色は極力まとめる。 条件4:ラックの出し入れで揺れない。 条件5:製作手間がかからない(^^; 条件6:思惑もあり高さは1750mmとする。 自分の物なのでいい加減ではあるのだが、それに合うように数年前からのラフ画を元に試行錯誤して寸法を出すのに2日間。数台の機器は納めることをあきらめる(泣) |
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上画像 条件4からレコードなどの収納部分の奥行きを機器の奥行きより大きく取ることにし、二段重ねのラックにする。 その下段部分の骨組みです。左は天版、右が底部分。車は耐荷重80Kgを6個、取付位置にはネジが効くように芯材を入れて、厚みも27ミリとした。 下画像 上記収納部の側板と仕切板。 |
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それぞれ二日がかりでプレスして切断。 組上がったところです。 6個の車は下画像のようにとりついてます。 現在、総重量のしれていた当初のラックは車も無く床に直おきしていました。機器が増えてきて移動できなくなった頃、台車用の枠を作り、現在はその上にラックを置いてあります。現状の車は回転式ですが、加重が増えてきたらスムーズに引き出せなくなってしまい、修理の度に接続などがてんやわんやでした。それで懲りたので、今回の車は1方向性の車を取り付けました。組上がって動かしてみると、端を持って動かしてみても前後にしか動きません。目論見達成です(笑) 車部アップ |
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扉8枚 |
扉をつけ、取手を取付、裏板を貼り収納部分が完成しました(^^) これだけでもかなりな重量に(^^; |
次にはラック部分の製作です。 条件5から棚はネジ止めできるように段違いとしました。市販家具のように棚受けで調整できるようにとも思いましたが、微妙な調整ができないこと、機器の重さへの不安から却下しました。 画像は側板と仕切部分です。それぞれ桟の位置が違っていますが、木ネジで留めるための心材位置です。この部分をつなぎながらラックの棚部分を作ることになります。 |
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棚材と棚の芯の組上がりです。この部分だけでも、かなりの材料が必要になることがおわかりいただけますでしょうか?重量もあります。 上記側板と仕切部分をプレスしているうちに段取りをしました。 計画では棚板16枚要りますが、組み直しの必要ができたときのため2枚余分に作ることにしました。機器の脚位置に心材を入れ、コード用の穴を空けるために心材を追加する。 ここまで既に1週間を費やしてる(笑) |
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出来上がった棚板はAVコードを通すために33mmの穴を2カ所空ける。でも仕切り板製作時には思いつかなかったんだよなぁ(^^; 芯の見える1枚だけは同位置の棚になるため片面貼りとしました。 |
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そして組み立て開始です。 側板などそれぞれの棚の位置出し、ネジ止めの位置出しの墨を鉛筆で記していくが、頭がウニになりそうです(笑) |
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モニュメントではない(笑) |
組み立て画像様々 片面貼りの棚板を留め、余分な棚板を当て接着。 |
ラック部分の完成です。 片面貼りの棚部分はまだ貼り付け中ですが(^^; あとは奥に見える収納部分に乗せ、収納内部からネジで仮固定します。 |
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背面 |
更に重量が増しました(笑) 幅1930mm 高さ1750mm 奥行き610mm 重量不明 |
とりあえず完成しました!! | |
あとは運搬にカミさんを拝み倒して2階の部屋に運び込み、せっせと機器接続をすることになるのだが、そのためにはまず現在収まっているラックから1台1台はずしていかなければならない。 ヤマハのドルビーサラウンドプロセッサーをはずすと、また接続に頭を悩まさなければならない。二十歳台の頃はささっと接続できたのだが、機器も増え相互ダビングできるように接続を考えるとなると一苦労なのである。しかも現在オーディオ用プリメインアンプ1台に、AVアンプが2台となっている。更にスピーカーの数を数えたら、接続してない物も含め20台(苦笑)4台は接続の必要が無いのだが。このラックにも収まりきらないプリメインアンプやチューナーなどは寝室か仕事場にでも持って行こうかと思案中。 さぁ、あとはこのラックに、どのように機器が収まるでしょうか?待て!!次号!ヾ(^^;いつだよ |